ナイジェルケーボン×レッドウィング入荷 - フレディ & グロスター渋谷店
こんにちわ。
フレディ&グロスター渋谷店の宮地です。
急に寒くなりましたね。
秋物お探しの方も多いと思います。
秋はお洒落を楽しめる季節ですね。
お気に入りのお洋服を身にまといお出掛けしたいです。
そこで、皆様に私の一押しアイテムをご紹介します!
ナイジェルケーボン×レッドウィングのブーツがついに入荷致しました。
今回、ナイジェル・ケーボンがレッド・ウィングとコラボレートしたブーツの第一の特徴はシューラスト(木型)です。
このブーツには1960年代後半を最後にレッド・ウィングには使用されていなかったマンソンラストが使用されているのです。
1912年、マンソン博士がワシントンの陸軍学校の軍隊衛生学の教授として就任していたとき、歩兵部隊用ブーツの為に開発したラストがマンソンラストです。
彼は4年の歳月をかけて、約二千人もの兵士の足を調べ、数千足の靴のフィッティングについて調査して、このマンソンラストを完成させました。
その後ミリタリーブーツのラストとして正式採用され続け、現在でも一部のミリタリーブーツに使用されています。
マンソンラストの最大の特徴は、足の指先の並びに沿うように造られたつま先部の形状にあります。
つま先部の中心から親指にかけて大きく膨らむように造られたこのラストは、足先を強く締め付けることがありません。
外反母趾やハンマートゥといった、靴が足に正しくフィットしていないことが原因となる病気が起こりにくい形状となります。
このブーツにはナイジェルが選んだアーミーグリーンのハリスツィードのライニングが施されているのです。
ハリスツイードは極めて明確な特色を持ち、世界中で高く評価されていますが
残念ながらその「見た目」だけが取り沙汰されているケースは少なくありません。
このファブリックの特徴のひとつにケンプが意図的に織り込まれている、という点があります。
これについて、「粗野な風合い出しのため」などと説明されている記事がありますが、厳密に言えばこれは正しくありません。
確かにそのとおりの風合いを持ちますが、それは後から付与された機能美のような要素であり、ケンプが織り込まれた最大の要因は耐久性の確保にあります。
ケンプは染色困難である事と同時に縮絨が効きません。これにより、ピリングの発生とそれに伴う繊維の脱落を防止します。
ブラックフェイス種羊毛の持つ性質とケンプの持つ特殊性の相乗効果により対摩擦強度が飛躍的にアップし、ファブリックそのものの剛性が確保されるのです。
「親子三代」にわたって着続ける事のできる秘密の一端はここにあります。
ガーメント以上に酷使される事も予測されるブーツのライニングに英国伝統のハリスツイードを選択した理由のひとつです。
このようにこのブーツにはレッド・ウィングのもつポテンシャルがナイジェルによって見事に引き出されています。
ナイジェルがミリタリー・ワーク・アウトドア分野に持つ深い造詣と、レッド・ウィングの100年余りのヘリテージが融合したブーツだと言えます。
実際に履いて見るとこんな感じです。
もう、かっこよすぎて言葉になりません。
こちら数に限りがございます。
気になる方は是非お早めにご来店下さい。
ナイジェルケーボンの商品続々入荷しております。
あわせてご覧下さい。
スタッフ一同心よりお待ちしております。